インターの担任の先生との衝突

シンガポールインター学校生活

シンガポールに来てから、いろんな失敗や困難がありましたが、息子が通うインターナショナルスクールの担任の先生とうまくコミュニケーションができず衝突してしまったことは、大きな出来事でした。
先生も人間でいろんな人がいますし、どんなに高いお金を払ってインターナショナルスクールに入れたとしても、担任の先生は選べるわけではなく、子供との相性もあるので、何が悪かったとか、誰が悪かったというわけではなく、運が悪かったんだ、と思うことにして、今はただた学年が変わり担任が変わることを待つことしかできません。この点、やはり学校の先生vs親という構造の力関係は、圧倒的に先生サイドが強くなざらるをえない気がします。子供が学校である程度の時間を教室の中で暮らす以上、親が学校と角を立ててしまっては、子供の学校での居心地が悪くなってしまうことは、自明の理。それはどんなに学費が高い学校でも、そしてどんなに有名で評判のある学校でも、同じこと。シンガポールのインターでは、御三家を除けば、売り手市場(どこに入学するか決める家庭側が強い)印象でしたが、入ってしまえば、やっぱり学校側が強いんだなー、と感じずにはいられません。
衝突に至った原因は、1つではなくて、いろんなことが積み重なった結果なのですが、根底にある問題はコミュニケーション不足ということでした。うちの学校だけなのか、もしくはその担任の先生だけなのか分かりませんが、本当にコミュニーションをきちんととってもらえず、学校で子供がどんな様子なのか、毎日の授業で何をやっているのか、が分からないまま日々が過ぎていき、私の不信感がたまっていってしまったことが原因です。ちなみにまだ小学校低学年(エレメンタリー)の次男の話です。長男はミドルスクール(中学校)なので、もはや親の出る幕はありませんし、ちゃんと自立してやれなければそれはこちらの問題です。ただ次男の場合は、英語もほとんどしゃべれず、突然インターナショナルスクールに転校させられたのだから、いろいろ親としても、先生と連携とってサポートしよう、というアプローチが常識的か、と思ったのですが、すごくドライに、シャットダウンされました。「焦らないで、時間がたてばなれるから。It takes a time when it comes to language」と言われるばかり。
まあ日本の公立小学校や、100歩譲って、イギリスやアメリカの公立小のように学費がただの学校に入れてるなら、ゆっくり様子を見てあげるか、、という度量も生まれてくるものの、ここシンガポールの学費は、日本の平均年収くらい、下手したら超えてくる学校もざらなわけで、それを日割り計算なんかしちゃうと、もう絶対コロナなんかにかかって休ませるわけにはいかない、っていうくらいお金が毎日消えていくわけで、そう焦る親に対し、そのコミュニケーションはないよね、っていう態度で何回か言われ、何回か言い返したものの、前述の学校VS親の力関係も冷静に考え、黙ることにしました。こういう時、できる親はどうコミュニケーションとるんだろう、、、と、今でも正解分かりません。特に、今回の担任の先生は、インターナショナルスクールでの教師歴20年近くで学校でもいろんなリーダーをやっている、且つ自分の子供も欧米の有名大学に進学させている、という実績をべらべら初対面の私に言いながら、自信満々の人で、ミーティングをもってもほぼずーっと彼女の自慢話に終始し、息子の話はほんの少し、それも結局は「学校を信頼して任せてほしい」という一点張り。子供がもう少し成績優秀だったり、秀でてるケースだと、もう少し聞く耳もってくれるのかもしれないですが、我が家の2人目は、本当にぱっとしない成績の上に、英語が上達しない、という悩みのため、まあ、学校側も真剣に取り合ってくれない、という悲しい現実。
「シンガポールのインターにいれたら、子供は習得早いから、すぐに英語ペラペラになるよー」なんて噂は、完全に妄想で、少なくとも我が息子には、まったくあてはまらず、がっかりきております。

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