教育コンサルとの付き合い方

シンガポールインターナショナルスクール

シンガポールや、海外のインターナショナルスクールを選ぶ際、日本の学校に比べて情報が少ないので、教育コンサルタントや、代理店に頼る方も多いと思います。
我が家も、日本から事前にリサーチするにはいろいろと限界があり、まずはスターティングポイントとして大まかな情報を入手する目的で、日系の教育コンサルタント2社にコンタクトをとりました。
ただ、シンガポールのインターナショナルスクールの選定において、教育コンサルを活用するには、相談者としてあらかじめ理解しておいた方がよい点があると感じましたので、その点私の体験談を踏まえてお伝えします。

1社目の教育コンサルは、ホームページが見やすく、サービスが体系的に整理されており、料金も手頃だったので、コンタクトをとり依頼してみました。シンガポールの学校をカリキュラム、学費、場所、ESC(英語補習授業)の有無などの項目で網羅的に整理したエクセル一覧をもらえたのは、スタートの情報整理として、大変役に立ちました。またその中から見学に行きたい学校があれば、学校見学のアポをとってくれ、見学にも同行してくれました。
しかし、後々になって分かってきたのですが、そのリストに載っているのは、この会社が提携している契約校のみのようで、いわゆる御三家や、Dulwich、Dover Courtなどの人気校は、リストには載っていませんでした。且つ提携校の中でも、受験が必要なローカルインターをそれとなく押してきて、必要であれば、「受験に備えてシンガポール人のオンライン家庭教師手配します」、試験日が近づいてくると「模試もあります」などとあれやこれやと、追加料金のかかるサービスの売り込みを受けました。(丁重にお断りし、我が家は付加サービスは受けませんでしたが)
ちなみに、ローカル校の試験は、この会社経由でそれなりの受験料を払って受験しましたが、子供曰くありえない程簡単な内容だった、、、とのことで合格しましたが入学は見合わせました。算数・英語の2科目でしたが、日本の受験勉強で準備していた子供にはなんてことない内容だったようです。
また提携校以外の御三家や、Dulwichは、まったく学校訪問や、入学問い合わせの返事がこないと言って繋いでもらえずでした。提携校に入学した場合は、必ずその代理店経由で入学すること、という旨の誓約書を最初に書かされたので、おそらく提携校に入学した暁には、マージンがその会社に入る契約になっているのだろうなと察します。

2社目は、個人の方で最初にオンラインのカウンセリングをしたのみで特にお金を払ったサービスをお願いするには至りませんでした。とても親切にいろいろなことを教えていただけたのですが、終始気になったのは、こちらがまったく検討していない学校の名前を2、3出して、「すごいいい学校だから絶対見学した方がいい」、「絶対おすすめ」など猛烈な勢いで説得されたことです。やはりこちらも、多額のマージンが入るんだろうな、、、ということがなんとなくわかってしまい、最後の方は、それらの学校自体に対しても、ネガティブな印象を持ってしまい検討対象から外してしまいました。

この経験から私が感じたのは、教育コンサルを活用する際は、公平で客観的な情報を提供してくれる信頼できる相手がどうかを注意して確認するべきです。主人の会社の方で手配してくれたローカルの移住コンサルタントに学校見学に同行してもらったときは、なんの色眼鏡もない客観的な情報や意見をたくさんもらえて、情報の裏どりに大変役立ちました。そういう独立的な立場の教育コンサルタントを探すことが重要です。
また自分の子供の性格や強み、弱み、どんな学校が合いそうかなどは、親である自分自身がもっとも理解しているということに自信を持ち、他人に流されず判断基準をぶらさずに自分自身で子供にもっとも最適な学校を選ぶことが大切です。

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